- ミナパ店主なおみ
よそもの、風の人。
「わたしは(僕は)よそ者だから…」と聞くたびに寂しい思いをしていました。
わたしは住んでいるところとか、どこから来たとか、そんなこと関係ない。
出逢って共感、共鳴したら仲間。ただそれだけ。
そういう想いでいます。
この夏、名古屋外国語大学の学生さんたちが白老に来てくださいました。町内のいろんな方たちとお話をして、土地にふれて、白老の魅力を発見してくださっています。
地田先生とお話した時に「よそ者」の言の葉に対する意識が変わりました。
《 よそ者 = 風を入れる人 》
住んでいるわたしでは氣づかなかったこと、新しい見方を教えていただける。
今年の1月末頃、手塚日南人くんがポロトにモデューロを設置したと知り見学させていただきました。

その時に日南人くんのポロトの森に対する想いに少しだけふれることができました。
モデューロの窓から見た空は時を忘れてずっと見ていたい空でした。


ポロトの森をこんなにも大事に想ってくれる人がいるんだ…。それも町外から来た若者が。
感謝の氣持ちがあふれました。
その夜に降りた詞が『ポロトのニタイ(森)』
『ポロトのニタイ(森)』作詞 田村直美 作曲 手塚日南人
ここはニタイの楽園
レラ(風)の音を聴いて
チクニ(木)の匂いを感じて
ニソロ(空)の映像を観て
時の流れはチュㇷ゚(太陽)が教えてくれる
ただ感じているだけ ただ自由にしているだけ
わたしたちはニタイとひとつになる
わたしたちはニタイとひとつになる
ニタイは調和の広場
いろんな小鳥がつどい
動物たちはお食事
同じ空間を過ごす
時の流れはクンネチュㇷ゚(月)が教えてくれる
ただ雲を見ているだけ
ただ星を見ているだけ
わたしたちはカント(宇宙)と一つになっている
わたしたちはカントと一つになる
この地のニタイで生きていく
この地のニタイでつながる
人も動物たちもコロポックルも一緒に歌う
調和の森ポロト
ポ、ポロ、ポロポ、包まれてひとつになる
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
書きあがって読み返すと「調和」の歌になっていました。
森ではいろんな動物たちが同じ空間で時を過ごしています。
ただ『在る』
ただ一緒にいる
自然に違いを受け入れ一緒に過ごす。
白老はいろんな文化が融合してきた町。『調和の町』
これからも誰もが帰ってこられる町として、
ミナパも誰もが帰って来られる『場』として在り続けたいたです。
